Vision

アメリカ人の同僚から、5年後の将来のビジョンは?と聞かれて即答できなかった。中堅というポジションからひとつ上の立場になっていると思うが、はっきりとしたビジョンが思い浮かばなかった。アメリカから帰国後、どの部門に戻るかも現時点では分からない、というジレンマはあるものの、自分が何をしたいか、何を作りたいか、そしてどんな人生を描いていくのか、を常に心に秘めておく必要がある。アメリカ人は特に上昇志向が強く、会社を移る際には、自分から自分の給与を宣言する機会がある。言わない場合は、入る会社の言い値となるからだ。それだけ自分に自信があるし、逆に言えば、それ相応の仕事ができない場合は首を切ってもらって構わないという覚悟の顕れでもある。日本と違って、会社にしがみついてでも、という考えとは異なる。おもしろい。会社への忠誠心からコツコツとやっていくよりかは、いかに自分のアウトプットを印象付けるか、結果を出すかで給料も決まる訳だし、かなりシビアな社会だ。チームで動くというより、個人プレーの結果が結局チームプレーになる。自分が何者かも分からないまま時だけが過ぎてゆく。でもやっぱり何かを作ることを仕事にしたい。

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ニューヨークにて。

Niagara Falls

8/22 2度目のナイヤガラの滝へ。今回は陸路でなく空路でバッファロー空港までの強行日帰り日程。奥さんの両親を連れて。前回はアメリカで車を買った1週間後に10時間かけて行ったのがなつかしい。あのころからも2年経ったのかと思うと本当に早い。

朝便で飛び立ち、空港に着いたあとはタクシーでナイヤガラへ。車窓から水蒸気のようにもくもくとしぶきが上がっているのが見えてくる。レインボーブリッジを渡って一気にカナダ国境を通過。目の前にはアメリカ滝とカナダ滝。

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外は暑すぎもなく心地いい。前回は乗らなかった霧の女王号のチケットを買って、乗船場へ。アメリカ側は青いポンチョ、僕らはカナダ側で赤いポンチョ。なんだかおもしろい。

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せまってくる!!飛沫と風圧がすごい。アメリカ滝は滝の真横まで行ける。そこの人々はもうビッショビショ。うちらは行かなかったからちょっとうらやましい。カナダ滝の間近まで行ってUターン。自然の力に圧倒された。

その後は予約していたスカイロンタワーに。なんと、回るレストラン。食事はまぁまぁだったけど景色は良かった。ロブスターを久しぶりに食べた。

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両親には、少し散歩してきてもらい、うちらは木陰でひと休み。風が吹き抜けて気持ち良かった。その後は妻が行きたがったTim Hortonのドーナツを買って、今度は歩いてカナダを抜けます。アメリカの入館は殺伐としていて、何も言わずパソコンをカタカタ打って終了。スタンプは押されなくてその時は不安だったけど、あとからようやく分かった。陸路で渡った場合はI-94が更新されないからだ。

タクシーでバッファロー空港に戻り帰路へ。妻と約束していたナイヤガラの滝に連れてこれてよかった。。年末からなかなか、遠出もできていなかったから気分転換になったみたい。

 

 

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ずいぶん長い時間が経ってしまった。気づけば日本を離れて早2年。アメリカという土地で日々戦いながら働いている。Facebookinstagramでは書き表せない事柄を徒然なるままに書いていこうと思う。おそらく普段の陰鬱な気分も少しは晴れてくれるだろう。満たされていた過去の記憶はそのままに、これからどう生きて行くべきか、ちょっと行き詰っている。ただここから。ここから始めていこう。

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Memo

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

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深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

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ノーザンライツ (新潮文庫)

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イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)

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オーパ! (集英社文庫 122-A)

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極限への挑戦者

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垂壁のかなたへ

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ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

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Walkabout

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馬に乗った水夫―ジャック・ロンドン、創作と冒険と革命 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

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ROCK & SNOW 2013 秋号 No.61 Autumn issue, September (別冊 山と溪谷)

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頂きへ、そしてその先へ

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晩年 (新潮文庫)

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チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集〈1〉 (新潮文庫)

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