向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

後味悪い、、この人の小説は今後読むことは無いだろう。
初めての作家の作品を選ぶ際は、なるべく先入観を持たずに文面、文調、読みきった時の余韻を大切にしている。批判ではなく、所感として。まず、一文目から文章が稚拙で、主人公が小学生という点で致し方ないが、情景が安く描かれすぎている。話の内容としては後半に従い明らかになっていく人物像と取り囲む周りの人物が、話の転換として書かれているわけだが、流れが破綻していて呼んでいくうちに気持ち悪くなっていく。導入と結論が繋がらないし、複線が複線として機能していなかった。完全に批判調になってしまったが、暇つぶしで読んだにしろどうしても我慢が出来なかったため書きました。悪しからず。


第四間氷期 (新潮文庫)

第四間氷期 (新潮文庫)

これぞ、安部公房