To the Heaven in Mt.YATSU

一泊にて我が故郷、八ヶ岳へ登ってきた。狙うは主峰「赤岳 2899.2m」


今回のルート。

  • 一日目:稲子湯〜みどり池〜本沢温泉〜夏沢峠〜硫黄岳〜横岳〜赤岳展望荘


一日目は台風の影響でガスってたものの、二日目は快晴にて爽快。天界の儀。すばらしかった。



さて、出発。空には欠けた月が思慮深げに浮かんでいた。ちょうどM6の地震があったようだけど気づかず。




苔生す道を駆けます。朝から若干体調が悪くてこのあたりで吐き気でしばらく休憩。高山病でもあるまい。途中、股関節も痛くなってきて、登りのきつさは今までで一番だった。硫黄岳の爆裂火口はガスで見ることできず。



ムモンアカシジミ。きれいだね〜。横岳付近。横岳の岩場はクサリとハシゴが連続する最も危険な場所。狭いところは50センチくらいしかないんじゃないか?ヒヤヒヤしたが、山を感じられるのはこういった場所なんだろう。人知の届かぬ世界。



7時間かけてようやく本日の宿、赤岳展望荘へ到着。しんどかった。。登りですれ違ったのは計3人だけだった。ガスはようやく晴れてきたものの、足が痛く赤岳へは翌日登ることに。宿の食事はバイキング。まぁまぁだね。前日の台風の成せいか宿泊客はまばら。ゆっくりできた。混雑時はきつきつだろうなぁ。




翌日、二日目の朝4時半。晴れてます!朝日が徐々に顔を出し「今日」が始まる。自分は変わろうとも太陽は変わらない。不変であり普遍の象徴。いや記号でもあるべきなのだ。ま、僕も変わらずですが。雲海の先に富士山がちょこっと見えてる。やはり最高峰。




赤岳頂上より。展望荘から30分。360度のパノラマでした。北アルプスも南アルプスも一望できて本当によかった。てっぺんから見る景色を自分の「目」で感じられることはすばらしい。




思わずパシリ。自分の影の後ろに後光が。自然現象にはつくづく驚かされる。




左は赤岳。右は阿弥陀岳。次は阿弥陀岳に流れようか。




珍しい白いコマクサ。一株のみ見つけることができた。




硫黄岳 - 爆裂火口。すげえ。まさに絶壁。先端まで一応は行くことができます。中学登山でも雨でこれなかったから今回が初めて。恐ろしい、が 絶景。


そして、当初の予定にはなかったけど、天狗岳まで行くことに決定。下りも多いからとも安易な考えで目標を変更。それが甘かったと思い知ったのは。。



向かって左から、西天狗岳根石岳〜東天狗岳。夏沢峠から箕冠山までの道は最高に気持ちが良かった。すれ違いもできないような登山道ながら、樺の木や苔、倒木、立ち枯れの木などが迎えてくれる。ここはまた通りたい。




根石〜二つの天狗を経由して、下山へ。。中心に見えるのは蓼科山。中山かニュウにも登ってみるか。黒百合ヒュッテまでの下りは岩場だらけの急勾配で下山が大変。ゆっくり降りて行かないと翌日ひどいことになるから慎重に、慎重に。





9時間かかった。。。足に水ぶくれができてた。それ以上に今回は感じられることが多く、収穫とまではいかないが進むことができると思う。ありがとう、八ヶ岳。またお世話になります。